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1. 太陽光発電、V2Hについて
太陽光とV2Hの基本を、誤解しやすい点から整理します。
太陽光発電のメリットと注意点
太陽光発電は、昼に発電した電気を家で使う(自家消費)ことで電気代対策になります。余った分は売電できますが、単価や条件は契約で変わります。
停電対策としては、停電時に安全のため系統連系が止まり、パワコンを自立運転に切り替えて専用コンセントから給電する方式が一般的です。供給できる回路や電力は機器仕様で差があるため、「停電時に何を動かしたいか」を先に決めて確認します。
釧路・帯広で押さえたい“季節差”
北海道は冬の発電量が落ちやすい点が論点です。雪、太陽高度、天候で変わります。
気象庁の平年値(1991-2020)では、釧路(知方学)の日照時間は年約2001.7時間、帯広は年約2020.1時間です。雪の影響もあるため、屋根条件と使い方で判断するのが現実的です。
V2Hとは?蓄電池との違い
V2Hは、EV・PHEVに充電し、車から家へ放電(給電)もできる装置です。
定置用蓄電池は常に家にあります。V2Hは車が家にある時だけ使えます。夜に車が戻る生活ほど相性が良いです。
参考:当社「V2H・ソーラーカーポート」
停電時に“できること/できないこと”
- できること:昼の発電+(蓄電池/EV)で、必要回路を動かす
- できないこと:夜間に太陽光だけで家全体を動かす/定格超の同時使用
冬の夜間停電を想定するなら、夜を支える電源(蓄電池やV2H)と、優先家電の選定がカギです。
2. 活用術!
電気代対策と停電対策を両立するための、運用のコツをまとめます。
活用術① 自家消費を増やす(売電より“使う”へ)
卒FIT(買取期間満了)後は、売電の扱いが変わるため、家で使う比率を上げる発想が重要になります。
昼に動かせる家電(洗濯乾燥、食洗機、エアコン等)を、生活に無理のない範囲で寄せます。
活用術② エコキュートで“お湯に貯める”
エコキュートは電気をお湯として貯められます。太陽光の余剰が出る時間帯に沸き上げを寄せると、夜の買電が減る場合があります。効果は家族人数・使用湯量・契約で変わります。
参考:当社「エコキュート」
活用術③ V2H+蓄電池の使い分け
停電対策は「全部」より「必要なものを確実に」です。冬の釧路・帯広は暖房需要が大きいので、最低限の照明、スマホ充電、冷蔵庫、暖を取る手段を優先します。
停電時に動かしたい家電がある場合は、出力や回路の条件を事前に確認します(機器ごとに異なります)。
参考:当社「蓄電池」
補助金は“申請条件”が最重要(基準日:2026年1月)
自治体補助は年度・予算で受付終了もあります。
釧路市の「ecoライフ促進支援補助金」は、既存住宅で着工前写真が必要など条件が明記されています。
帯広市の「新エネルギー導入促進補助金」も、工事着手前申請など注意点があります。
V2Hは国のCEV補助対象になる場合がありますが、要件や上限は年度で変わるため、事務局の最新要領を確認してください。
※本記事は2026年1月時点の整理です。最新情報は公式ページで必ずご確認ください。
安全面:感電・火災・非常時運用のポイント
災害後の破損・浸水・断線は感電や火災の原因になります。注意喚起情報も参考にしつつ、異常時は無理に触らず専門業者へ連絡しましょう。
- 触らない:破損や浸水が疑われる場合は機器に触れず、専門業者へ連絡
- 放置しない:発電量の急低下、異臭・異音・エラー表示を放置しない
- 手順を共有:自立運転やV2Hの切替手順を家族で練習しておく
判断のためのチェックリスト(比較ポイント)
「必ず元が取れる」「どの家でも同じ効果」は誤解です。条件で結果が変わります。
- 在宅時間:昼に使えるほど自家消費が伸びやすい
- 使用電力量:暖房・給湯の電化度合いで最適容量が変わる
- 停電許容度:何時間・何を守りたいか(特に冬の夜)
- 屋根条件:方位・影・積雪の落ち方、メンテ動線
- EVの使い方:家にいる時間、冬の航続距離の見込み
太陽光の基本は 当社「太陽光発電」 も入口です。
迷ったら「発電の見込み」「停電時に守れる回路」「費用が動く要因(屋根形状、電気容量、配線距離)」を一緒に整理しましょう。
ご相談・お見積りのご依頼は お問い合わせ・お見積り依頼 へ。
3. まとめ
太陽光+V2Hは、電気代対策と停電対策を同時に考えたいご家庭に向く選択肢です。釧路・帯広は冬の負荷が大きい地域なので、「冬の夜に何を守るか」「雪と季節差をどう織り込むか」が判断軸になります。
結論は、①自家消費の設計(エコキュート活用含む)、②停電時の優先回路、③補助金・売電の最新確認、④安全と非常時手順、の4点を押さえることです。
次の行動は、条件を整理して見積りで比較することです。
