【2026年版】FIT制度と売電単価・卒FIT後の選択肢|北海道の住宅オーナー向け解説|TKソーラー(東興電気工業)
こんにちは!TKソーラー(東興電気工業)です。「2026年度のFIT売電単価っていくらですか?」「10年経って卒FITになったらどうしたらいいんですか?」――釧路・帯広・十勝の住宅オーナー様から、最近この2つのご質問が本当に増えました。
FIT(固定価格買取制度=太陽光発電の電気を国が決めた価格で買い取る制度)は、2012年からスタートしてもう14年。2009年からの「余剰電力買取制度」も含めれば、最初期の住宅用太陽光オーナーはすでに卒FIT(FIT固定買取期間10年が終わった状態)に入っています。
この記事では、2026年度のFIT住宅用売電単価と、卒FITを迎えたあとの「自家消費・FIP・PPA」3つの選択肢を、北海道の戸建てオーナー目線で整理します。
Contents
- 📚 この記事でわかること
- FIT(固定価格買取制度)とは何か
- FITが導入された目的
- 2026年度の住宅用FIT売電単価
- 過去のFIT単価推移(住宅用10kW未満)
- FIT 10年タイムラインと卒FITで起こること
- 1〜10年目:固定買取期間
- 11年目以降:卒FIT
- 💡 ポイント:卒FIT=「売電から自家消費へ」のターニングポイント
- 北海道での売電vs自家消費 損益分岐
- 2026年以降のFIT制度の方向性
- TKソーラーが提案する「卒FIT後の蓄電池追加プラン」
- 1. 既存パワコンの寿命チェック
- 2. 容量は14.9kWh前後が本命
- 3. 取扱メーカー
- よくあるご質問(FAQ)
- Q1. 卒FITの後、何もしなくても売電は続きますか?
- Q2. 2026年に新規でFIT申請する場合の単価は?
- Q3. FIT期間中に蓄電池を入れてもよいですか?
- あわせて読みたい関連記事
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📚 この記事でわかること
- FIT(固定価格買取制度)の基本と、2026年度の住宅用売電単価
- FIT 10年タイムラインと卒FIT後の3つの選択肢
- 北海道での売電vs自家消費の損益分岐
- 2026年以降のFIT制度の方向性(新規認定の動向)
- TKソーラーが提案する「卒FIT後の蓄電池追加プラン」

FIT(固定価格買取制度)とは何か
FITは、太陽光・風力・水力・バイオマスなどの再生可能エネルギーで発電された電気を、国が定めた価格で一定期間(住宅用は10年)電力会社が買い取ることを義務付けている制度です。
住宅用太陽光(10kW未満)の場合、設備認定を受けた年度のFIT単価が10年間固定で適用される、というのが基本のルールです。たとえば2015年度に設置したご家庭は2015年度の単価(33円/kWh)が、2020年度に設置したご家庭は2020年度の単価(21円/kWh)が、10年間続いてきた、というイメージです。
FITが導入された目的
- 再生可能エネルギーの普及加速
- 住宅オーナー・事業者の投資回収を制度で支える
- 結果として、機器コストを量産効果で下げる
14年経った今、太陽光パネルの価格は当時の数分の1まで下がりました。そのぶん買取単価も少しずつ下がってきた、というのが大きな流れになります。
2026年度の住宅用FIT売電単価
2026年度の住宅用太陽光(10kW未満)のFIT売電単価は、調達価格等算定委員会で決定された水準が適用されます。2026年5月時点の最新情報では、おおむね15円/kWh前後の水準で推移しています(最新値は資源エネルギー庁の公式情報をご確認ください)。

過去のFIT単価推移(住宅用10kW未満)
| 年度 | 住宅用FIT単価 | 北電エリア買電単価との関係 |
|---|---|---|
| 2012年度 | 42円/kWh | 当時は売電 > 買電(圧倒的有利) |
| 2015年度 | 33円/kWh | 売電 > 買電 |
| 2020年度 | 21円/kWh | 売電 ≒ 買電 |
| 2023年度 | 16円/kWh | 売電 < 買電(自家消費が有利に) |
| 2026年度 | 約15円/kWh | 売電 < 買電(自家消費が圧倒的有利) |
注目すべきは、2023年度以降「FIT売電単価 < 電気の買電単価」という逆転が起きていることです。北電エリアの電気代単価は2026年5月時点で約38円/kWh水準まで上昇しています。これは、売って15円もらうより、自分で使って38円分の買電を減らした方がトクという構造を意味します。

FIT 10年タイムラインと卒FITで起こること
住宅用は固定買取期間が10年です。10年経つと「卒FIT」となり、状況は大きく変わります。
1〜10年目:固定買取期間
認定時の単価で電力会社が買い取ってくれます。北海道なら北海道電力が買取主体になるケースが中心です。
11年目以降:卒FIT
固定買取期間が終わり、家庭オーナーは次の3つの選択肢から進路を選ぶことになります。
- (A) そのまま売電を続ける:北電や新電力の卒FITメニューに契約(買取単価は7〜10円/kWh程度)
- (B) 蓄電池を追加して自家消費:売電単価より高い買電単価を回避する
- (C) FIP制度に移行:市場連動型の売電(住宅用にはまだハードル高め)
2026年5月時点の北電エリア卒FIT買取単価はおおむね8円/kWh前後です。買電単価38円との差は30円。1kWh自家消費に回すたび、30円分のメリットが出る計算になります。
💡 ポイント:卒FIT=「売電から自家消費へ」のターニングポイント
卒FITは「太陽光がオワコン」という話ではありません。むしろ売電単価と買電単価の差が大きく広がった2026年は、「蓄電池を加えて自家消費に切り替えれば、卒FIT後の方が家計メリットは大きい」ケースが多くなっています。
北海道での売電vs自家消費 損益分岐
具体的な数字で、北海道の戸建てモデル(4kW太陽光・年間発電4,500kWh)で売電と自家消費を比較してみます。
| パターン | 年間メリット試算 |
|---|---|
| 卒FIT 全量売電(8円/kWh × 4,500kWh) | 約 3.6万円 |
| 蓄電池追加 自家消費7割(買電単価38円換算) | 約 11.9万円 |
| 差額 | 約 8.3万円/年 |
蓄電池の追加導入コストを15〜20年で回収する設計にすると、北海道の卒FIT世帯でも十分現実的な投資判断になります。
2026年以降のFIT制度の方向性
FIT制度は、2022年度からFIP(市場連動型買取制度)が併存する形になり、住宅用は当面FIT中心、事業用は段階的にFIPへ、という方向で動いています(2026年5月時点)。

FITの財源は全家庭の電気代に上乗せされる「再エネ賦課金(再生可能エネルギー賦課金/全家庭の電気代に上乗せされる、再エネ普及のための負担金)」です。賦課金は年々上昇しており、2026年度はさらに上方修正される見込みです。「賦課金を払う側」から「FITを受け取る側」に回るかどうかで、家計の収支は大きく変わります。
TKソーラーが提案する「卒FIT後の蓄電池追加プラン」
釧路・帯広・十勝の卒FIT世帯から、ここ1〜2年で「いま蓄電池を入れるべきか」のご相談が一気に増えました。TKソーラーでは次のような提案軸でご案内しています。
1. 既存パワコンの寿命チェック
パワーコンディショナー(PCS/パワコン=太陽光パネルで作った直流電気を家庭用の交流電気に変換する装置)は10〜15年が寿命の目安です。卒FITのタイミングはちょうどパワコン交換期と重なることが多く、ハイブリッドパワコン(太陽光+蓄電池を一体制御)への更新がスマートな選択になります。
2. 容量は14.9kWh前後が本命
北海道の夜型世帯(共働き等)は、日中に発電した電気を夜にしっかり回したいケースが多いです。14.9kWhクラスがあれば、夜間買電をかなり抑えられ、停電時の備えも兼ねられます。
3. 取扱メーカー
- SHARP JH-WB2021
- 長州産業 Smart PV マルチ
- ニチコン ES-T3MCK
既存パネルとの相性・屋根条件・家族のライフスタイルで最適解は変わります。卒FIT前後のタイミングで、一度ショールームでの無料相談をご活用いただくのが現実的です。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 卒FITの後、何もしなくても売電は続きますか?
北海道電力との契約を継続すれば自動的に卒FITメニュー(約8円/kWh)に切り替わりますが、新電力の卒FIT買取に乗り換えると単価が変わるケースもあります。一度比較してみる価値はあります。
Q2. 2026年に新規でFIT申請する場合の単価は?
住宅用10kW未満で約15円/kWh前後(2026年5月時点の参考値)です。最新値は資源エネルギー庁の公式公表をご確認ください。
Q3. FIT期間中に蓄電池を入れてもよいですか?
はい、可能です。ただしFIT期間中は売電単価が比較的有利な世代もあるので、「いつ自家消費に切り替えるか」の判断が重要です。FIT期間と現在の売電単価を確認した上でご提案します。
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※本記事の単価・制度内容は2026年5月時点の公開情報をもとにしています。FIT単価・卒FIT買取単価の正式値は資源エネルギー庁および各電力会社の公式発表をご確認ください。
✍️ この記事を書いた人

営業部 営業課長 本田 暁良
保有資格:普通自動車第一種運転免許
趣味:スポーツ観戦
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