FIP制度とFITの違い|住宅用太陽光オーナーへの影響を整理|TKソーラー(東興電気工業)
こんにちは!TKソーラー(東興電気工業)です。「FIPって最近聞くんですけど、FITと何が違うんですか?」「ウチみたいな住宅用にも関係しますか?」――釧路・帯広・十勝の戸建てオーナー様から、最近よくいただくご質問です。
結論を先にお伝えすると、2026年5月時点では、住宅用太陽光オーナーの大半にとってFIP(市場連動型買取制度=市場価格+プレミアムで売電する制度)の直接的な影響はまだ小さいです。ただし制度の方向性は中長期で住宅用にも波及する可能性があり、知っておくと判断がブレません。
この記事ではFITとFIPの違いを左右比較で整理し、北海道の住宅オーナー目線で「今と将来、どう関係するのか」を解説します。
Contents
- 📚 この記事でわかること
- FIPとFITの基本的な違い
- FIT(固定価格買取制度)
- FIP(市場連動型買取制度)
- FIPとFITの違いを左右比較
- FIPの計算式
- 住宅用太陽光オーナーへの影響
- 1. FIPは「束ねる事業者」が必要
- 2. 中長期では住宅用へも波及する可能性
- 3. 「いつ売るか」が価値を生む時代へ
- 💡 ポイント:住宅用は「今すぐFIP」より「自家消費+蓄電池」が王道
- 北海道の家庭が今やっておくべきこと
- 1. 売電より自家消費を優先する設計
- 2. 蓄電池で時間帯シフト
- 3. 遠隔制御対応モデルを選ぶ
- TKソーラーが提案する「FIP時代に強い構成」
- よくあるご質問(FAQ)
- Q1. 住宅用でFIPを選べますか?
- Q2. FIPだと収入は増えますか?
- Q3. 卒FIT後にFIPへ移れますか?
- あわせて読みたい関連記事
- お問い合わせ・無料相談
- 📞 TKソーラー(東興電気工業)へのご相談
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📚 この記事でわかること
- FIP(市場連動型買取制度)とFIT(固定価格買取制度)の基本的な違い
- FIPの計算式と「環境価値プレミアム」の考え方
- 住宅用太陽光オーナーへの影響度(2026年5月時点)
- 北海道の戸建てが今のうちにやっておくべき準備
- TKソーラーが提案する「FIP時代に強い構成」

FIPとFITの基本的な違い
まずは両制度の基本を整理します。どちらも再生可能エネルギーの普及を支援する制度ですが、電気の売り方に大きな違いがあります。
FIT(固定価格買取制度)
- 国が決めた固定価格で電力会社が一定期間(住宅用10年)買取
- 市場価格に関係なく、いつ売っても同じ単価
- 収入が読みやすく、住宅用と相性◎
FIP(市場連動型買取制度)
- 市場価格+プレミアムで売電(市場参照価格+環境価値プレミアム)
- 需要が高い時間帯に売れば、より高く売れる
- 「いつ売るか」のタイミングが収入に直結する
- 現時点では大規模事業用が中心、住宅用は対象外がほとんど
ざっくり言うと、FITは「決まった単価で安心」、FIPは「市場と連動するから自由度と腕の見せどころがある」という違いです。
FIPとFITの違いを左右比較
言葉だけだとイメージしづらいので、図と表で見比べてみます。

| 項目 | FIT | FIP |
|---|---|---|
| 売電単価の決まり方 | 国が固定(10年) | 市場参照価格+プレミアム |
| 収入の安定性 | 高い(予測しやすい) | 変動(市場次第) |
| 蓄電池との相性 | 売電優先で組みやすい | 市場価格を見た放電が有利 |
| 主な対象 | 住宅用+小規模事業用 | 中〜大規模事業用(住宅用は限定) |
| 2026年度の住宅普及 | 新規認定の主流 | 住宅用は実質ほぼなし |
FIPの計算式
FIPの売電単価は、おおむね次の式で決まります。
FIP売電単価 = 市場参照価格 + 環境価値プレミアム
- 市場参照価格:日本卸電力取引所(JEPX)のスポット価格をベースに算定
- 環境価値プレミアム:FITと同水準の収入を確保できるように、国が補完する単価
つまりFIPは「市場価格で売る+足りない分を環境価値プレミアムで補う」という仕組み。需要のピークに合わせて売電すれば、FITより高い単価で売れる可能性が出てきます。
住宅用太陽光オーナーへの影響
2026年5月時点で、住宅用太陽光(10kW未満)に対するFIPの直接的な影響は限定的です。新規認定の住宅用は引き続きFITが主流、卒FIT後も住宅用ではFIPへの個別移行はハードルが高い、というのが現状です。
1. FIPは「束ねる事業者」が必要
FIPで売電するには、市場での売買を行う「アグリゲーター」と契約する必要があります。住宅1軒だけでは規模が小さく、市場運用のコストに見合わないため、何百〜何千軒を束ねて運用するアグリゲーターの登場が前提です。
2. 中長期では住宅用へも波及する可能性
VPPやDR(デマンドレスポンス)の普及が進むと、家庭の蓄電池・V2H(Vehicle to Home/EVから家へ電気を戻す仕組み)を束ねてFIP的に市場で運用するモデルが、住宅用にも降りてくる可能性があります。2026年5月時点ではまだ実証段階ですが、5〜10年の中期スパンで見ると関係性は深まる方向です。
3. 「いつ売るか」が価値を生む時代へ
FITは「いつ売っても同じ単価」でしたが、FIP的な仕組みが広がると「需要ピークに合わせて売れば高く売れる」になります。蓄電池があるご家庭は、「時間を選んで放電する」能力が将来の収入を左右する、というのが大きな視点の変化です。
💡 ポイント:住宅用は「今すぐFIP」より「自家消費+蓄電池」が王道
FIPの動きは知っておいて損はないですが、住宅用太陽光オーナーが2026年に取るべき行動は依然として「自家消費を増やす+蓄電池でピークシフト」です。これがそのまま将来のFIP時代の備えにもなります。
北海道の家庭が今やっておくべきこと
2026年5月時点で、釧路・帯広・十勝の戸建てオーナー様にお伝えしているのは、次の3点です。

1. 売電より自家消費を優先する設計
2026年度のFIT単価約15円/kWhに対し、北電エリアの買電単価は約38円/kWh。差は23円もあります。同じ1kWhの電気でも、売るより自分で使う方が約2.5倍トクという計算です。
2. 蓄電池で時間帯シフト
日中の余剰電力を夜に回せると、買電量がさらに減ります。14.9kWhクラスの蓄電池があれば、北海道の夜型世帯(共働きなど)でもピーク時間帯の買電を大きく抑えられます。
3. 遠隔制御対応モデルを選ぶ
VPPやDR、将来のFIP的な仕組みに参加するには、遠隔制御対応の蓄電池・V2Hが必要になります。今から導入するならVPP対応モデル(長州産業 Smart PV マルチ、ニチコン ES-T3MCK、SHARP JH-WB2021など)を選んでおくのが安心です。

TKソーラーが提案する「FIP時代に強い構成」
FIP本格化はまだ先の話ですが、2026年から導入する太陽光・蓄電池は「将来FIP的に動かせる素地」を持たせておくのが賢いやり方です。TKソーラーでは次のような構成をご提案しています。
- SHARP NQ-241BT または 長州産業 CS-340B81:寒冷地で発電量が安定する高効率パネル
- 14.9kWh蓄電池(VPP/DR対応):時間シフト+将来のFIP的運用に備える
- ニチコン EVパワーステーション(V2H):EVオーナーは「動く蓄電池」も加える
- HEMS(ヘムス/家庭のエネルギーをスマホやモニターで見える化する仕組み):見える化で時間帯シフトの最適化
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 住宅用でFIPを選べますか?
2026年5月時点では、住宅用10kW未満は引き続きFITが基本で、FIPの実用的な選択肢はほぼありません。中規模以上の屋根貸し事業などで条件によりFIP可能なケースがある程度です。
Q2. FIPだと収入は増えますか?
市場価格の高い時間帯に売電できれば、FITより高い単価になる可能性があります。一方で需給が緩い時間帯は低い単価になるので、収入の振れ幅は大きくなります。
Q3. 卒FIT後にFIPへ移れますか?
制度上は可能なケースもありますが、住宅用は規模が小さくアグリゲーターが対応しづらいのが現状です。卒FIT後は「蓄電池追加で自家消費を増やす」を主軸に考えるのが現実的です。
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FIP/FIT時代の太陽光・蓄電池選びは、TKソーラー(東興電気工業)までお気軽にご相談ください。創業1968年・施工実績2,500件以上・15年工事保証で、釧路・帯広・十勝・釧路管内全域に対応しています。
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※本記事の制度内容は2026年5月時点の公開情報をもとにしています。FIP・FITの制度詳細は資源エネルギー庁の公式情報をご確認ください。
✍️ この記事を書いた人

営業部 営業課長 本田 暁良
保有資格:普通自動車第一種運転免許
趣味:スポーツ観戦
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